みなさん、体験格差という言葉をご存知ですか?
最近注目されてきている言葉ですが、旅行や習い事など、学校外で体験する機会の差のことを言います。
学校外での体験を得る機会が多いほど、学習意欲や課題解決能力が向上するとも言われています。
シングルマザーは、経済面や時間面で体験が格差が生じやすいと言われています。
今日は、そんなシングルマザーでも体験格差を埋める方法をお伝えしてします。
体験格差とは?
体験格差とは、旅行や習い事、部活など、学校以外で体験する機会の格差のことを言います。
部活や習い事をしている子どもは、これらの活動をしていない子ども比べより高い注意力、規律、柔軟性、課題に対する粘り強さ、自主性、学習意欲などが伸びると言われています。
文部科学省によると、体験機会に恵まれた子どもには成長にポジティブな効果があると公開されています。
最近では社会問題としても取り上げられるようになってきました。
なぜ体験格差が生まれるの?
親の年収が高いほど、子どもの体験にお金をかけることができる一方、親の年収が低い家庭は、学校外での体験が全くない子も多く、体験格差を生んでいます。
シングルマザーは比較的、年収が低く、時間的余裕もないため、体験格差が生まれやすいとも言われています。
特に、子どもの長期休みの期間には、旅行やキャンプ、遊園地など、体験格差が生じやすくなってしまいます。

そんなこと言っても、どう解消していいかわからないよ。

実は、シングルマザーでもお金をかけずに体験格差を埋める方法はあるよ。
体験格差の解決法
・放課後居場所づくり事業
自治体によっては、低所得者向けに、放課後の居場所づくり事業を行っています。
学童のように、学校への送迎をしてくれるところも。
行っている内容も、自治体それぞれで、自然体験を取り入れたり、お菓子づくりやスポーツなどしているところもあります。
母子家庭や低所得向けに行われていることも多いので、利用料も無料か比較的安価で利用できます。
・地域のイベントに参加する
地域によっては、無料で行われるイベントなどもたくさんあります。
プログラミング教室や、英会話教室を初め、自然学習など、地域によって行われているものは様々です。
地域のイベントをうまく活用して、無料で子どもたちに体験の場を与えてあげるのもいいと思います。
・企業などが行っている無料のイベントに参加する
地域のイベント同様、企業などが独自に無料イベントを行うこともあります。
私の地域では、キッザニアはないものの、企業が複数社集まってお仕事体験するイベントなどが無料で定期的に行われています。
無料科学教室なども行われていたりします。
このようなイベントを活用し、子どもと一緒に体験しましょう。
・ボランティア活動に参加してみる
ビーチクリーンなど、ボランティア活動に参加してみるのも、体験になります。
ボランティアを通して、子どもに考える機会を与えてあげるのもいいでしょう。
・自治体が行っている格安のイベントに参加する
私の住んでいる地域では、公民館講座で味噌を作ったり、クリスマスになるとチキンづくりをしたり、材料費程度でできるイベントがあります。
しかも、「お子さんの自主性を伸ばしたいので、保護者の方は手伝わないでください。」と言われるものもあります。

始めてそう言われた時、あなた達は神が降りてきたのかと思いました。笑
他のスタッフに教わりながら、たくましく成長しています。
各自治体によって行っているイベントがあると思うので、ご確認ください。
まとめ
所得や時間は埋めるのが難しいものです。
体験格差を埋めるには、情報収集を徹底することが必要だと思います。
各自治体のホームページや、学校からのお知らせなどに、しれっと載せている場合が多いです。
しっかり確認しましょう。
お金をかけずにできる体験は、意外にたくさんあります!