シングルマザーとして一番心配なのは、自分がもし働けなくなった場合や病気で長期間入院することです。
そうした不測の事態に備えるために、生命保険や医療保険の加入を検討することもあると思います。
中には、資産形成をすでに始めていて、ある程度の余裕があるという方もいると思います。
その方々は、保険の加入はそこまで検討する必要もないのかなと思います。
ですが、まだまだ将来のお金に不安!という方は、今回の記事を参考にされてください。
今回は、シングルマザーが選ぶべき生命保険と医療保険のポイントをお伝えします。
生命保険は必須!シングルマザーに必要な保障
シングルマザーの場合、万が一自分に何かあった場合、子どもたちが生活に困らないように備える必要があります。
そのためには、生命保険が重要な役割を果たします。
十分な貯蓄がない場合は、万が一の時のため、お子さんの生活を守るため、生命保険は検討しておいた方がいいと思います。
保障内容を見直す
生命保険のタイプ
・定期保険
必要な期間だけ保障を受けることができ、保険料が比較的安価であるため、コストパフォーマンスが良いです。
特に、子どもが小さい間は定期保険で十分な保障を受けることができます。
万が一の死亡時に、子どもが成人するまでの生活費や教育費をカバーできるように、保障額を決めましょう。
・終身保険
一生涯の保障が得られるため、長期的に安心です。
シングルマザーが老後の生活資金を確保するために、将来に備える意味でも終身保険は検討する価値があります。
また、保険が解約返戻金を伴う場合もあり、途中でお金が必要になったときに戻ってくるメリットもあります。
保障額は適切に設定する
シングルマザーにとっての生命保険の目安としては、生活費や子どもの教育費などをカバーできる額を設定することが大切です。
一般的に、死亡時に必要な保障額は、年間の生活費×残りの子どもの年数+教育費を目安に計算します。
例えば、子どもが10歳で、今後10年間の教育費が500万円、年間の生活費が300万円だとした場合、必要な保障額は、300万円×10年+教育費500万円=3500万円となります。
医療保険で万が一の病気や入院に備える
シングルマザーにとって、病気やケガで働けなくなった場合のリスクも大きいため、医療保険は非常に重要です。
医療保険は、入院や手術を受けた際の費用をカバーしてくれるため、万が一の医療費負担を軽減することができます。
ただし、シングルマザーの場合、ひとり親家庭医療費助成制度を受けられる場合があります。
その場合は、医療保険はあまり必要ないと思います。
差額のベッド代や病衣代は保険適応外なので、そのあたりを心配される方は、安い保険1つ掛け捨てで加入してもいいと思います。
医療保険の選び方
医療保険には、大きく分けて以下の2つのタイプがあります。
・入院日額型
入院中に1日あたり決まった額が支給されるタイプです。
例えば、入院費が1日1万円必要な場合、1日1万円の支給がある保険を選ぶと、実際の費用に対応できます。
ただし、食事代や個室料はカバーできないこともありますので、注意が必要です。
・手術給付型
手術を受けた際に給付金が支払われるタイプです。手術代やその後のリハビリ費用に対応できます。
特に女性に多い病気(婦人科系や乳がん)に対応したオプションを選ぶことができます。
こちらも、ひとり親医療費助成がある方は、特に必要性は低いかなと感じます。
ですが、がん保険だけは検討してみてください。先進医療などは、保険適応外のことが多いです。
がん治療って、半端なくお金がかかります。
実際、行政保健師として支援している中で、がんの治療費で泣かれたことが何度もあります。
今は、誰でもがんになる可能性がある時代です。
そこだけは、高額な医療がかかるということを想定し、検討してみてください。
シングルマザーにオススメの保険の選び方
シングルマザーが保険を選ぶ際には、保障内容だけでなく、支払い能力も考慮する必要があります。
高額な保険料が続くと、家計に負担がかかるため、ライフスタイルに合わせて無理のない保険を選ぶことがポイントです。
現在の自分の貯蓄はいくらなのか、ひとり親医療費控除が受けられるか否かでも保険の内容は変わってきます。
ご自身にあった保険を探してみましょう。
保険料の見直し
一度加入した保険は、定期的に見直しましょう。
医療は日々進化していきます。
同じく保険も進化しています。
定期的に見直し、その時の自分に合わせた保険内容なのか確認していきましょう。
といっても、それって結構大変なこと。
ですので、保険相談を活用することもオススメです。
保険は専門的な知識が必要なため、保険ショップやファイナンシャルプランナーに相談して、適切な保険を選ぶ手助けを受けることができます。
シングルマザーに最適な保障を提案してもらい、無理なく保険を選びましょう。
まとめ
経済的にゆとりのないシングスマザーですが、もし万が一のため、お子さんに少しでもお金を残したいのであれば、低価の保険でもいいので検討してみましょう。
合わせて、資産形成・貯金も重要です。
万が一の時でも、貯蓄が十分にあれば、そもそも保険はかける必要はないと思います。
まだ、そんなにゆとりがないよという方は、安い保険をかけながら、貯蓄も増やしていきましょう。